赤ちゃんの歯のお手入れ方法と虫歯の防ぎ方
最近は歯が早く生えてくる赤ちゃんも多いようです。上下の前歯が生えそろったら、そろそろ歯のお手入れを始めましょう。ここでは赤ちゃんの歯のお手入れ方法と、虫歯の防ぎ方をご紹介します。
■ 歯が生える時期
個人差がありますが、乳歯は生後6カ月くらいから生え始めます。下の前歯、上の前歯と生え始め、1歳の頃には上下8本くらい、1歳2~4カ月頃には奥歯(臼歯)が生え始めてきます。
上下そろうのは2歳半から3歳頃。その後、6歳頃になると、かむ力の強い6歳臼歯が生え、12~13歳頃には永久歯になります。
■ 赤ちゃんの歯のお手入れ方法
◎ 1歳まで
食後や寝る前には湯冷ましなどを飲ませるだけでも効果があります。1日度1くらいは、食後に湿らせたガーゼで歯を拭いてあげるといいでしょう。
◎ 1歳になったら
1歳になるころには、歯ブラシにも慣れさせておきましょう。お母さんが歯磨きするときに、子ども用の歯ブラシを持たせるのもおすすめです。子ども用の歯ブラシもいろいろありますから、握りやすいものを選ぶといいでしょう。
◎ 歯磨きのやり方
ひざの上に子どもの頭を乗せると頭が安定しやすくなります。歯ブラシは1~2本の歯に当てて、小刻みに動かしながら磨きましょう。夕食後、1日1度でもきちんと汚れを落とすことが大切です。
■ 虫歯を防ぐ方法
乳歯が虫歯でも、「永久歯に生え変わるから」と気にしないお母さんもいるようですが、乳歯の虫歯によって永久歯の歯並びが悪くなったり、歯の質が悪くなることもあるようです。小さい頃から歯磨きの習慣をつけ、虫歯を防ぎましょう。(超音波スケーラー)
◎ 虫歯を防ぐ方法
小さな子どもの場合、歯にフッ素をぬって虫歯予防する方法もあります。フッ素をぬると、歯のエナメル質にフッ素が作用し、フッ素カルシウムに変化します。フッ素カルシウムは虫歯を作る酸に抵抗力があります。(電気的根管長測定器)
☆歯磨きを怠れば意味がありません。
■ おわりに
歯は一生ものですから、しっかりお手入れしてあげましょう。