ロハスな秋谷生活

三浦半島、秋谷の地、豊かな相模湾に抱かれ、豊穣な大地の恵みに感謝し、地元の美味しい食材、日々の花々の移ろいなど ロハスな生活情報をお届けします

『ハックルベリー』

6月の半ば頃だったか、お隣のNさんの嫁さんから「ハックルベリー」をあげると言われた。"ええ?「ハックルベリー」?" 「ハックルベリー」と言ったら「トムソーヤ」の相棒?。 詳しく聞いてみると植物だという。

"この辺では珍しいから育ててみたら。丸い実がなってジャムにするのよ"とのことだった。苗木二本いただいて畑に植えておいたら、しばらくして花が咲いて、小さな実がなった。

《「ハックルベリー」の花》

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これどうなるのかと思っていたら、やがて緑の実がだんだん青黒くなって来た。そう言えば”熟さない青い実は毒があるから気を付けて”とも言われてた。

《「ハックルベリー」の実》
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ネットで調べると「ハックルベリー」はナス科の植物で一般には「ガーデン ハックルベリー」と呼ばれ、眼精疲労や視力回復に効果があるとされいる。ただ、未成熟(緑色)の「ガーデンハックルベリー」には、「ソラニン (solanine) ステロイドアルカロイド」と言う毒素が含まれており、加熱調理しても分解されない、とある。

しかし完熟することでソラニンが消滅し、無毒になり食べられると書いてある。このソラニンという毒素は特別なものではなく、植物が食べられないように、自己防衛のために持っており、ジャガイモの芽やトマトの葉にも含まれているという。(植物って実に巧妙に旨くできているね!)

さて料理の方法は、というとジャムが良いそうだが、たった二本では取れる実の数も少ないだろう。おまけにこの毒素。「フグは食べたし命は惜しい」と言うことか?

まあ、そのうち、ゲテモノ好きな(もとい、実験好きな)家内が何とかするであろう。